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アイリッシュ短編集1


書斎の本棚(小)。

「アイリッシュ短編集1」ウイリアム・アイリッシュ 宇野利泰訳 創元推理文庫 1974年7月26日 7版

古書で、150円で買ったらしい。
収録作品は、

「晩餐後の物語」
「遺贈」
「階下で待ってて!」
「金髪ごろし」
「射的の名手」
「三文作家」
「盛装した死体」
「ヨシワラ殺人事件」

以上、8編。どれが目当てと言うことは無く、アイリッシュが好きだから買った一冊である。

この8編の中で、評価が高く、名を知られている作といえば、「晩餐後」なのだろうと思う。このサスペンス、アイリッシュ短編の中でも1・2を争う、という人さえいるが、実を言うと、私はこの作はあまり好きではないのだ。フィクションすぎるというかなんというか、私はノレなかったのだ。

フィクションすぎるとか言い出したら、アイリッシュなんか読めないぞこの野郎、と言われるだろうが、これが私の素朴な感想なのである。要は、アイリッシュの「フィクションすぎ」には、私にノレるものとノレないものがあるということなのだろう。

それか、なんとなく、「復讐」の全貌が見えるところがドキドキ不足なのかもしれない。わけのわからんものが迫ってくる感が、乏しいと思っているのかもしれない。

あと、とんでもないカミングアウトをすると、実は「ヨシワラ」はちゃんと読んでいない。子供の頃に、最初の3ページくらいを読んで、投げ出したのだ。
なんとなく、アイリッシュに「ヨシワラ」だの「ヨコハマ」だの「ゲイシャ」だのと書かれるのが冷めたのだと記憶する。この年になっても読もうという気にならないので、これは一生読まないのかもしれない。

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