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恐怖の1ダース


書斎の本棚(小)。

「恐怖の1ダース」中田耕治編 講談社文庫 昭和55年8月15日 320円 初版

古書か新刊か覚えていない。ものすごくぼんやりした記憶によれば、大して買いたくもないのに本でも買って読まないと時間つぶしができないような状況が発生し、半ば仕方なく買ったように思う。
収録作品は、

「たすけてえ!」
「白い道」
「プア・ガール」
「謎」
「呪われた島」
「雪おんな」
「ショック療法」
「塔」
「幽霊船の謎」
「ハリウッドの恐怖」
「探検隊帰る」

以上、11編。
11作? 1ダースじゃないじゃん、という突っ込みは野暮。あと一作は、読者自身のセレクトで完成させてね、というアンソロジーである。

目当ては、とりあえず「たすけてえ!」だったが、このタイトルのつけ方も、子供の一人称なのもあんまし気に入っていない。
そして、あとの10編も、実は全然気に入っていない。
特に、「プア・ガール」が、私には全然分からない。これは、どっち方面の「恐怖」を描いてるの?

気に入らないついでに言うと、カバー絵も全然好きじゃなくて、非常に気持ち悪いと思う。いやあ、愛せないわこの本。

それなのになぜいまだに所有しているのかと言うと、「たすけてえ!」がアイリッシュ作品だからである。アイリッシュ作品であっても、嫌いな作品であれば所有していなくてもいいのだが、「たすけてえ!」は「嫌い」というところまではいかないのだ。なんか、地の文が子供言葉で読み難い以外は、アイリッシュらしくていいじゃないかと思うのである。

そんなわけで、本書は私の蔵書であり続ける予定だ。だが、全然愛せない本なのである。

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