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本格ミステリー・ワールド2017


居間の平積み本。

「本格ミステリー・ワールド2017」島田荘司監修 南雲堂 2016年12月19日

新刊で購入。エラリー・クイーンの特集があると教えてもらったために購入した。

買本人生を卒業したら、ミステリ誌を毎号チェックするという習慣が無くなってしまい(もはや、ミステリマガジンすらチェックしないのだ!)、このようなミステリ誌が存在することすら知らなかったのだが、覗いてみたら、自分の好きそうな内容だった。

本書は、ミステリマニアと言うべき人たちのための本なのだと思う。それを、ミステリマニアではない私が読んで、「どの文も、前置きが長い」と感じるのはなぜなのだろう。評論にしろ、エッセイにしろ、「早く本題に入らないかなあ」と思うものが多かった。
私がミステリマニアならば、そう感じるのはおかしくない。しかし、私はミステリマニアではないので(いつからか、マニアではなくなってしまった)、素人の私に「早く、核心に入ってよ」と思わせるようではマズいのではないかと思う。

あと、現在の日本のミステリは、私が思っていたよりも、「軽い&若い」文芸になっているのだということが分かった。
ライトノベルのことが、このような濃ゆいミステリ誌に、当然のように載っていて、それが私には意外だった。

てゆーか、ぶっちゃけ私には、「ライトノベル」というものがよくわからない。私は、漠然と「コバルト文庫みたいなやつ」と思っているのだが、それが合っているのか、いないのかすら分からない。

ここから先は、ものすごく偏見に満ちたことを書くので、どこかからお叱りの声があるかもしれないが……私が思うに、「コバルト文庫みたいなもの」で、ミステリが盛んになっても、あまりミステリ業界に益はないのじゃあるまいか。私は、子供の頃から、「コバルトとハーレクインは、どこかがうさんくさい」と思っていて、できれば近づきたくないジャンルなのである。

そんなことを言っていると、誰かに「ミステリ自体が、お遊び小説であり、うさんくさい文芸ではないか」と言われるかもしれず、そう言われてしまうと返す言葉が無いのだが……でも、ライトノベルがミステリの主戦場になってはいかん気がする。なんか、日本のミステリは、結構危機なのではないかとも感じる。

なぜいかんのか、なぜ危機なのかと聞かれると困るのだが、何かのバランスが悪いと感じるのである。
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