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ブロードウェイ・ミュージカル from 1866 to 1985―Show by Show


居間の平積み本。

「ブロードウェイ・ミュージカル from 1866 to 1985―Show by Show」スタンリー・グリーン 青井陽治訳 ヤマハ音楽振興会 昭和63年4月20日 初版 3900円

20年以上前に、神保町で購入したはず。いくらで買ったか覚えていないが、定価よりは安かったはず。でも、確実に、1,000円以上だった。多分、1,800円くらいだったんじゃあるまいか。

なぜ、値段のことばかり言うのかというと、たった今、アマゾンの古書値を見て来て、驚いたからである。なんと、500円でおつりが来る値段で買えるらしい。
私は、長いこと、この本は安くは買えないと思っていたのだ。別に「稀覯本」ではないのだが、専門性があって、情報量が多く(バカみたいに多いのである)、ハードカバーで厚みがあり、数百円になるとは思っていなかった。

なんだか、私はあるときから、古書値相場を読み違えるようになった。だいたい、10年か、それよりちょっと前くらいからだ。買い本人生をやめたために、古書の空気を読めなくなったというよりも、ネットに基準を壊されてしまったと感じている。
別に、ネットが悪いと言っているのではない。「時代が変わったのだなあ」と思うだけである。

で、そんなことより本書についてだが、上にも書いたように、とんでもない情報量の本である。ブロードウェイの主なミュージカル作品の、スタッフ・キャスト・その他の情報が、びっしり書かれている。
曲名が原題で書かれていること、振付師の名前・上演した劇場名・開演日・上演回数の記載があることなどが、特に嬉しい。

本書は、長いことわたしの座右の書であり、ネタ本だった。今でも、たびたび開いて情報をチェックするので、本棚には収納したことがない。
また、各作品についている寸評が、すごく短いのに濃い情報を含んでいて、とにかく使える本なのである。

巻末の索引がまたスゴイ。ソングライター、脚本家、演出家、出演者、振付師、劇場の索引まであるのだ。
何か一つでも、たしかな固有名詞を持っていれば、索引の力で作品情報に行き着けるのである。恐ろしいほどに実用的である。

私が欲しいブロードウェイの情報は、アステア関連の情報が主で、本来はそれだけの目的で買ったものなのだが、最近では、エラリー・クイーン情報や、吸血鬼情報を探す上でも役立てるようになった。本書を、日本で一番活用しているのは、自分ではないのかと思うことがある。

※本書は、舞台関連の本なので、映画カテゴリに入れるのはおかしいのだが、主目的が「アステア情報」なので、映画カテゴリに居候させることにした

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